高性能ブレンダーを買うとなるとまず候補に挙がるのが、バイタミックス(Vitamix)とブレンドテック(Blendtec)の2大ブランドではないでしょうか?
今回は時に混同されやすいその二つのブランドが作るミキサーの比較を行いましたので、皆様がお買い物をする上で少しでも参考になればと思います。
ご存知の方も多いかと思いますが、バイタミックスとブレンドテックはどちらとも世界的に最も売れている高性能ミキサーのメーカーであり、高性能というだけあって比較的に高価なミキサーでもあります。
この記事ではいくつかの項目に着眼し、それぞれのメーカーがどう違うのか、あなたにあったミキサーはどれなのかを知るお手伝いができればと思い作成しました。
ちなみにバイタミックスの中でのモデル選びは、こちらを参照してください。
「バイタミックス(Vitamix)のミキサーの選び方」
①パワー(馬力)
まず両社のミキサーのパワーについて見てみましょう。間違いなく言えることはバイタミックスとブレンドテックどちらのミキサーも申し分のないパワーを持っているということです。そのパワーは食物を砕くという目的を果たすには十分過ぎるほどで、どちらのブレンダーもiPhoneを粉々にできるほどです!
パワーに関しての結論を先に申し上げるとブレンドテックにやや軍配が上がると言っていいでしょう。しかし、バイタミックスとブレンドテックで作ったスムージーを比較してみても違いを見つけるのは非常に困難です。どちらのブレンダーもムラなくスムーズでクリーミーなスムージーを作ることができます。
馬力で勝るブレンドテックはモデルにもよりますがほとんどの場合3馬力またはそれ以上の力があると発表されています。バイタミックスのブレンダーは最も強いもので2.2馬力という発表ですので、両社のブレンダーの数字的な力の違いがお分かり頂けると思います。
最後にもう一度強調しておきたいのは、どちらのブレンダーもスムージーやジュース、バターやソースなど作る上でほとんど違いはないということです。バイタミックスとブレンドテックどちらも非常に高いパワーを誇るブレンダーです。
②デザイン&使いやすさ
バイタミックスの最新モデルであるVitamix 780はタッチスクリーンを搭載しており、従来モデルにあったボタンやつまみをが無くなったため操作もしやすく、掃除も簡単になっています。タップするだけで好みのブレンドモードが選択でき、スマートフォンのようにスクロールすることによって速度調節が可能です。
ブレンドテックのデザイナーシリーズにもタッチスクリーンが搭載されており、バイタミックス同様の操作が可能となっています。細かい違いをあげると、バイタミックスはスピード調節の際に指を上下にスクロールするのに対してブレンドテックはスクロールが左右となります。
カラーバリエーションはブレンドテックの方がより充実しています。
特にデザイナーシリーズには通常の白、黒、赤に加え、ポップなライトグリーンやスカイブルー、そしてグレーカラーなんかも出ていて選択の幅が広がっています。
③ミキサーの音量
バイタミックス、ブレンドテックともにパワフルなミキサーということである程度のノイズが出てしまうというのは避けては通れない課題ではあります。
しかしこの分野において確かに勝っているのはバイタミックスと言えます。
詳しくデシベルで計った訳ではいないので正確な数値で表す事はできませんがVitamix 5200 とBlentec Total Blenderを比較した際に顕著な違いがあります。また両社の最新モデルであるVitamix 780とBlendtec Designer SeriesでもVitamix 780の方がノイズが少ないというのが誰の耳でも確認することができるでしょう。
スムージーを作る際など割と朝早くに使うことが多いミキサーですので音は少しでも小さい方がいいという声をよく耳にします。気になっていた方にはぜひ参考にしてほしいデータです。
④総合評価
一つ言えることはバイタミックス(Vitamix)とブレンドテック(Blendtec)に性能上の大きな違いはないということです。
きっとバイタミックスを愛用している人はバイタミックスが一番のミキサーだと自信をもって言い張るだろうし、それと同様ブレンドテック愛用者はブレンドテックが一番だと思っていることでしょう。
私個人としてもどちらも非常に優れたミキサーであると実際に使って思っていますし、出来上がったものに違いはほとんどありません。
ただ無意識のうちに多く使っていたのはバイタミックスのブレンダーでした。
きっとノイズが小さいという事実がそうさせていたのだと思います。
家族がまだ寝ている時間帯に使いたい時などやはり音の小さいバイタミックスを選んでしまいます。
またバイタミックスにはタンパーがついているため材料が多い時などミキサーだけでは混ぜるのに時間が掛かるのに対して手動で手助けができるためより早く仕上げることができます。
そして日本で有名かつ、持っていて知り合いに羨ましがられるなのも、バイタミックスなため、私のような所有者の優越感に似た感情がそうさせているのでしょう。
そういった僅かな違いが実際どちらかを選ぶとなった時バイタミックスを選ぶ要因となっていたのだと思います。
もう一度繰り返しますが性能上の差はほとんどありません。あとはデザインやカラー、金額、付属品、保証制度など、そして何よりあなたのフィーリングを頼りに選んでみてください。
どちらのブレンダーもあなたをがっかりさせるような製品ではないということは確かです!